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膵臓の役目とは?

膵臓には3つの重要な役割があります。

 

①胃酸の中和

重炭酸塩を分泌し胃酸を中和しています。これにより、膵臓から分泌される消化酵素が小腸で有効に働くことが出来ます。

 

②食物の消化

炭水化物、蛋白質、脂肪の三大栄養素全てを分解し腸が吸収しやすい形にしています。

炭水化物

アミラーゼ

蛋白質

トリプシン、エクセラーゼなど

脂質

リパーゼ、ホスホリパーゼなど

 

③血糖の調整

インスリン(血糖を下げるホルモン)、グルカゴン(血糖を上げるホルモン)を血液中に分泌しています。

 

・膵臓は、胃酸の中和・食物の消化を行うために十二指腸乳頭から膵酵素を十二指腸に分泌しています(外分泌機能:1日に1-2L分泌されます。)。また血糖の調整をするためにホルモンを血液中に分泌しています(内分泌機能)。

 

・膵臓の病気により、これら機能が落ちてしまうと、それに準じた症状が出ます。

①②の機能が落ちてしまえば、消化吸収が不十分になり低栄養状態となり痩せてしまいます。また脂肪分の吸収障害が起きると脂肪便が出ます。

③の機能が落ちてしまえば、糖尿病になります。人類の進化の過程で現在ほど飽食な時代はありませんでした。そのため血糖を上げるホルモンが複数存在するのに対して、血糖を下げるホルモンはインスリンただ一つしか存在しません。

 

これら機能は、膵臓の病気を理解するうえでとっても重要です。

 

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