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C型肝炎

 C型肝炎とは?

C型肝炎は、C型肝炎ウイルス(HCV)の感染によって起こる病気です。 日本には約150万〜200万人のHCVキャリア(ウイルスを持っている人)がいると推定されており、日本の一般献血者の1〜2%が抗体陽性(感染の痕跡がある)とされています。特に高齢の方に多く見られるのが特徴です
 

どのように感染するの?

C型肝炎ウイルスは、血液を介して感染します
 

主な原因: 過去の輸血や、不衛生な注射器の使い回しなどが主な原因でした。現在は医療環境が整っており、こうした医療行為による新たな感染はほとんどありません。

・B型肝炎との違い: 血液を介した感染が主であり、B型肝炎のように母子感染(母親から赤ちゃんへの感染)や性交渉によって感染することは多くありません

 

症状と経過(非常に高い「慢性化」のリスク)

C型肝炎の最も怖いところは、感染しても自覚症状が出にくく、気づかないうちに病気が進行してしまうことです。
 

・症状がない(不顕性感染): 感染しても、全身の倦怠感や黄疸などの症状が全く出ない「不顕性感染」の人が60〜70%を占めます

・高確率で慢性化する: 大人になってから感染してもウイルスが自然に消えることは少なく、50〜90%という非常に高い確率で慢性化(ウイルスが体に住み着き、慢性肝炎になる)してしまいます

・「肝硬変」「肝臓がん」への進行: 慢性肝炎になっても自覚症状がないことがほとんどですが、放置すると数十年かけて肝臓が徐々に硬く(線維化)なっていきます。肝臓が硬くなるほど肝臓がんの発生リスクは高まり、最も進行した「肝硬変」の状態になると、年間7〜8%という高い確率で肝臓がんを発症するとされています

 

 治療法の「劇的な進歩」(飲み薬で治る時代へ)

以前のC型肝炎の治療は、副作用が強く治療期間も長い「インターフェロン」という注射薬が主流でした。しかし近年、C型肝炎の治療は劇的な進歩を遂げています。
 

・直接作用型抗ウイルス薬の登場: 2014年以降、インターフェロンを使わない「DAA」という優れた飲み薬が承認されました

・高い安全性と完治率: この飲み薬により、副作用を抑えつつ、極めて高い確率でウイルスを体内から完全に排除(完治)できるようになりました

・進行した方にも有効: 以前は治療が難しかった「代償性肝硬変(まだ肝臓の機能が保たれている肝硬変)」の患者さんに対しても、安全かつ高い治療効果を発揮し、肝臓がんの発症リスクを低下させることが分かっています

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